増野歯科医院コラム

2023.06.15更新

多くの人は、子供の頃のある時期にすべての歯が生えてくると信じています。これはほとんど正しいのですが、親知らずは成人するまで生えてきません。最も一般的な年齢は17歳から25歳の間で生えてきます。この時期に親知らずが4本とも生える人もいれば、1本も生えない人もいます。 何本生えてくるかわからない親知らずは、口の中の一番奥にある臼歯で、多くの人が様々な理由でいつかは抜歯することになります。

歯の抜歯

なぜ親知らずを抜くのか?

親知らずだからと言って抜いた方がいいというわけではありません。一般的には、他の歯に対し問題を引き起こしていない限り、親知らずを抜く価値はあまりありません。 親知らずが露出し始め、口の中で過度の痛みを感じるかもしれません。その場合、他の歯が影響を受けているためである可能性があります。これは、歯が歯茎から萌出する十分なスペースがない、または、正常に発育するスペースがない場合に起こります。これは、埋没歯と呼ばれ、以下に挙げるような問題を引き起こす可能性があります。

  • 他の歯に向かって斜めに生えている
  • 口の奥に向かって斜めに生えている
  • 歯が横に倒れているように見える角度で生えている
  • 正常に成長しても、顎の骨の下敷きになってしまう

これらの問題は、歯にダメージを与える可能性が考えられます。また、食べかすが残りやすく、歯ブラシで簡単に取り除くことができないことで、虫歯のリスクも上がります。 口の中で正しい位置にへないことにより、周りの歯にダメージを与えることも考えられます。

親知らずの抜歯を行う際は、坂戸市の歯医者【増野歯科医院】へ

親知らずの抜歯をご希望の方は、【増野歯科医院】にご相談ください。早い時期に抜けば、将来のダメージを減り、感染症のリスクも低くなります。抜歯の手順をしっかり説明し、カウンセリングを行います。 当院では、抜歯を院内で行うことができ、治療は長時間かかることはありません。しかし、親知らずの抜歯に伴う回復にはある程度、時間がかかります。

抜歯の際に行う麻酔の種類

局所麻酔

歯科医師が局所麻酔薬を塗布し、麻痺させます。抜歯を予定している部位の近くに注射を使用して行われます。これは、歯科医が注射をする場所の歯茎に塗る物質によって、歯茎の周りが麻痺してから行われます。患者様は、意識がはっきりしており目が覚めている状態です。

鎮静剤

歯科医師は、腕から点滴をして鎮静剤を使用します。この間、完全に眠っているわけではありませんが、意識が抑制された状態になります。抜歯の時のことを多少は覚えているかもしれませんが、あまり覚えていないことがほとんどです。気づいたら終わっているという方もいらっしゃるかもしれません。

全身麻酔

鼻または口から吸入してもらい、処置の間ずっと眠っていることになります。手術中は外科医がバイタルをモニターしています。何も覚えていないし、抜歯の過程で、痛みを感じることはありません。 すべての歯科医院で行えるわけではないため、確認が必要です。

親知らずの抜歯

麻酔の後、歯科医は抜歯する部分の近くを切開します。歯茎の根元へ生えるのをブロックしている骨を取り除き、歯を抜きます。その後、患部を洗浄し、縫合し、ガーゼで止血し、患部を清潔に保ちます。

回復期間

手術後、回復のための時間が必要です。固形物はなるべく避けましょう。また、口の中のケアをし、清潔な状態を保ちましょう。回復にはおよそ1~2週間かかりますが、初日以降、痛みがひいてきますが、ひどい痛みや違和感がある場合はすぐに医師に相談するようにしましょう。

まとめ

親知らずの抜歯は、しばしば必要とされる口腔手術の一つです。親知らずは通常、人間の口腔内に最後に生える歯で、時には問題を引き起こす可能性があります。そのため、親知らずが適切に生えていない場合、または口腔内で適切なスペースがない場合、抜歯が推奨されることがあります。 抜歯手術は一般的に歯科医または口腔外科医によって行われ、局所麻酔または全身麻酔下で行われます。手術の所要時間や経過は患者や親知らずの位置、成長の状態により異なります。 抜歯後は、腫れ、痛み、出血などの一時的な副作用が起こる可能性がありますが、これらは通常数日で改善します。また、医師の指示に従い、適切なケアと休息を取ることで、回復を助けることができます。 親知らずの抜歯は一見恐ろしく思えるかもしれませんが、適切な手術とケアにより、長期的な口腔健康を保つための重要なステップとなります。 虫歯治療や抜歯で歯医者をお探しの際は坂戸市にある【増野歯科医院】までご相談ください。

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投稿者: 増野歯科医院

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